あたたかい病院

宮子あずさ 

四六判並製 208頁 定価(1800円+税)
ISBN978-4-907961-04-6 C0093
2015年2月22日発行

装幀:西田優子

サイコロ振るしか決まらないようなことがたくさんあるでしょう、この仕事。……(本文より)

私にとって看護とは「選択すること」そのものです。そのことが、自然に伝わるように書かれていればいいな、と思います。……(あとがきより)

首都圏にある三百床規模の総合病院を舞台に、そこで働くさまざまな経歴の看護師たちが、日々起こる小さな事件を、どう「選択し」乗り越えていくか、愛情をもって、ときにコミカルに描く。看護という仕事の奥の深さ、魅力が存分に伝わってくる。小説第3弾!


■書評:『看護教育』2015年4月号「新刊紹介」欄、『プチナース』5月号「今月のBOOKS」、「ふぇみん」2015/04/15号書評欄、『看護』2015年5月号「今月のおすすめBOOKS+」、『ヘルスケア・レストラン』2015年5月号「プレゼント&インフォメーション」コーナー


目次
第一章 山田弓子の再就職
第二章 吉永奈々子の感動
第三章 田野やよいのアルバイト
第四章 主任・富田恵子の悩み
第五章 三人組、接近戦を制す


著者
宮子あずさ(みやこ あずさ)
1963年生まれ。大学を中退し看護専門学校に入学。1987年から看護師。東京厚生年金病院(現JCHO東京新宿メディカルセンター)に22年間勤務し、内科、精神科、緩和ケアなどを経験。看護師長も7年務めた。勤務の傍ら大学通信教育で学び、短大一校、大学二校、大学院一校を卒業。2013年東京女子医科大学大学院博士後期課程修了。博士(看護学)。現在は精神科病院で訪問看護に従事する傍ら、大学非常勤講師、著述業。主な著書は『看護師という生き方』(ちくまプリマ―新書)他多数。

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