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■新刊

社会に届け、沈黙の声
知的障害と呼ばれる人々が語る、津久井やまゆり園事件、出生前診断、東日本大震災

柴田保之 著

四六判並製 272頁 定価(2100円+税)
ISBN978-4-907961-17-6 C0037
2020年12月10日発行

装幀:西田優子

私たちは誇り高く生きてきた!

『沈黙を越えて』刊行から五年……

厚い壁の中に
閉じ込められたままの
言葉に、翼をつけて、
その言葉から社会が何かを
学びとることをめざす
新たな試み

知的障害と呼ばれる人々の言葉に、耳を傾けてほしい……



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■既刊

もう一回やり直したい
精神科医に心身を支配され自死した女性の叫び

米田倫康 著

四六判並製 228頁 定価(2000円+税)
ISBN978-4-907961-16-9 C0047
2019年12月10日発行

装幀:西田優子

この事件を追いつづけてきた遺族と著者の執念の物語!

精神科医が患者と性的関係をもつことが違法となり、医師免許剥奪などのペナルティが科されないかぎり、同様の悲劇は繰り返される。

「法律を変えるしかないのです」

それが、本書の最終目標である。

タイトルは、亡くなった女性の最期のメール「もう一回病院に通い始めた頃からやり直したい。」が基になっている。


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ドストエフスキーの戦争論
『作家の日記』を読む

三浦小太郎 著

四六判並製 272頁 定価(2100円+税)
ISBN978-4-907961-15-2 C0095
2019年11月30日発行

装幀:西田優子

ドストエフスキーはなぜ戦争を讃美したのか?!

露土戦争聖戦論、コンスタンチノープル領有宣言、ユダヤ・カトリック陰謀論、平和主義批判……。極めつけの「反動的政治論」とみなされ、これまでほとんど顧みられることのなかった最晩年の労作『作家の日記』を読み込み、一筋繩でいかない文豪の知られざる実像に迫る。

「晩年のドストエフスキーが個人雑誌として発行した『作家の日記』は、19世紀末ロシアの政治情勢、露土戦争などについて、この文豪が直截的に論じたものです。そこには、偏見も極論も、時には差別的な言葉すら含まれていますが、同時に、現代社会のさまざまな問題、グローバリズムとナショナリズムの激突、知識人と民衆の隔離、西欧文明の没落などを予見していたような先見性にも満ち溢れています。拙著はこの『作家の日記』について私なりに論じたもので、正直、対象が偉大すぎて力不足ばかりを感じていた日々でしたが、萬書房編集部の粘り強いご協力のもと発行にこぎつけることができました」(刊行にあたっての著者の言葉より

■書評:メルマガ「宮崎正弘の国際情勢解題」令和元年(2019)11月24日(日曜日)第9号(通巻6284号)「書評欄」(評者:宮崎正弘氏)

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青年はなぜ死んだのか
カルテから読み解く精神病院患者暴行死事件の真実

嶋田和子 著

四六判並製 272頁 定価(2000円+税)
ISBN978-4-907961-14-5 C0047
2019年2月1日発行

■電子書籍版
2019年4月1日発行

装幀:西田優子

「精神医療の現実」第二弾!

青年は亡くなる少し前、母親に「僕の人生、どうしてこうなっちゃったんだろう」と言いながら涙を流したという。青年をあの事件のあった保護室まで運んでいったものの正体はいったい何なのか。多剤大量処方の末「飛び降り自殺」した青年の死の真実にも迫る。

 8.3秒に1人が鍵のかかる個室に閉じ込められ、7.9秒に1人が縛り付けられているのだ。そして、精神病院の片隅で、人知れず、不審な死を遂げる人が、一日に60人。
 どちらが狂気だろう。
 さらにその予備軍として、精神科に通院している人は361万人以上いる。両手いっぱい、こぼれるばかりの薬を口に放り込みながら、ジワジワと人生の歯車を狂わせていった人が、いったいどれくらいいるだろう。
 陽さんの物語と、直樹さんの物語。
 声なき人たちの無念の思いが、せめて小さな声になり、少しでも形になればと思う。
 もし、精神医療に改善の余地があるとしたら、まずこの現実をとことん見つめ直すこと。そこからしか始まらない。きれいごとの話など、いらない。(「どちらが狂気か」より)

積み重ねると三〇センチにもなるカルテを一つ一つ丁寧に読み解くことで見えてきたものは……精神医療の恐るべき無責任さと冷酷さだった。それを許しているのが日本社会に未だ巣食う「差別と偏見」だとしたら、誰もが青年の死と無関係とは言えない。


■書評:「週刊金曜日」2019/2/22号、「サンデー毎日」2019/4/7号(評者:三浦天紗子氏)、「婦人公論」2019/5/14号(評者:白石公子氏)

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発達障害バブルの真相
救済か?魔女狩りか? 暴走する発達障害者支援

米田倫康 著

四六判並製 256頁 定価(2000円+税)
ISBN978-4-907961-13-8 C0047
2018年12月10日発行
2019年6月10日2刷発行

■電子書籍版
2019年5月1日発行

装幀:臼井新太郎

発達障害の過剰診断の下、子どもたちが精神薬漬けになっている現状に警鐘を鳴らす。繰り返される悲劇から身を守るためには「専門家」というだけで妄信しないことが重要。本書はその判断を下すための材料・ヒントとなる情報を提供する。

子どもたちの未来を奪わないために!

 空前の発達障害ブームの影で、発達障害の診断、受診、治療等を巡り、さまざまなトラブルも起きています。学校や保育園等から受診や服薬を強要されるようなことも実際に起きています。診断が出たことで差別的な待遇を受けることも珍しくありません。不適切な診断や治療で苦しめられている人々もいます。いずれの場合も周囲は「本人のため」と強調するために抗い難く、苦しい立場に置かれている当事者や保護者も多いでしょう。
 本書は、まさにそのような立場にある方に特にお読みいただきたい一冊です。通常、専門家の判断や指示に対しては素人の立場から異議を唱えるのは困難です。しかし、適切な情報があればうまく対処することも可能です。執筆にあたり、専門知識を持たない人も読むことができ、身を守るための情報と視点を身につけられるように意識しました。
 また、早期発見・早期支援を絶対視し、早期に専門家につなげることこそが最善だと教育されている医療・福祉・教育・保育関係者にもお読みいただき、現在の発達障害者支援が本当に支援につながっているのかについて再考するきっかけとなることを期待しています。(「はじめに」より)

■書評:「週刊読書人」2019/2/8号(評者:小俣和一郎氏)

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向精神薬、とくにベンゾ系のための
減薬・断薬サポートノート

嶋田和子 著

四六判並製 128頁 定価(1400円+税)
ISBN978-4-907961-12-1 C0047
2017年12月5日発行

装幀:臼井新太郎


●ブログ「精神医療の真実」を開設して7年。そのご縁でつながった多くの当事者の減薬・断薬体験談から本書は生まれました。
●本書執筆にあたってネットで募集した離脱症状緩和に関する智恵も満載。●孤立しがちな減薬当事者が、少しでも安心して減薬・断薬に立ち向かうための手助けとなることを願って刊行。

精神医療の薬物療法を問う、第二弾!

私が「精神医療の真実」というブログを開設して7年になりますが、ブログをご縁に多くの当事者の方たちの体験談を聞く機会を得ました。……本書を書くにあたって、離脱症状緩和に関する知恵を募集しました。実際、体験者が実践した方法です。体験者の話をうかがいながら、私自身考えたこと、感じたことも本書には記しました。減薬当事者は孤立しがちです。そうした方たちが少しでも安心して、減薬・断薬に立ち向かえるよう、本書が役立つことを願っています。(「まえがき」より)

■書評:「社会新報」2018/2/28号「本の紹介」、「福祉新聞」2018/4/2号、「ふぇみん」2018/4/15号「books」

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〈ダグラス・ラミスの思想〉自選集
「普通」の不思議さ

C・ダグラス・ラミス 著
四六判並製 336頁 定価(2500円+税)
ISBN978-4-907961-11-4 C0031
2017年5月10日発行

■電子書籍版
2017年7月11日発行


装幀:臼井新太郎


日本の英語教育に一石を投じた『イデオロギーとしての英会話』から単行本未収録の『想像しうる最小の軍隊―ガンジーのインド憲法私案と日本の平和憲法』まで12篇を収録。およそ40年にわたる著者の思想の系譜をたどる。
各篇末尾に付した著者による「ミニ解題」が好評!

今こそ、窓の学問が必要だ!


この本に収録した文章にはいろいろなテーマがあるが、共通点もある。「普通」のことを別の角度から見ると「不思議」に見える、という点だ。自分が生まれ育った文化の外に住んでいた人間によって書かれたせいか、「外」という共通テーマもある。(「まえがき」より)

■書評:「週刊新潮」2017/7/13号、「世界へ 未来へ 9条連ニュース」2017/7/20号「ほんの案内板」

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ラミス自選集書影用カラー枠あり.gif

発見と創造の数学史
情緒の数学史を求めて

高瀬正仁 

A5判上製 288頁 定価(2700円+税)
ISBN978-4-907961-10-1 C0040
2017年2月10日発行

■電子書籍版
2017年7月7日発行


装幀:臼井新太郎


オイラー,ガウス,アーベル,リーマン,……,岡潔.
数学を創った人びとによる
数学創造の瞬間
を描く,至高の数学史.
その根底にあるのは「知」ではなく「情」である.
著者が長年追い求めてきた「情緒の数学史」序章


数学は知的もしくは論理的に見れば普遍的な印象はたしかにありますが,根底にあって全体を支えているのは,幾人かの特定の個人,言い換えると「数学を創った人びと」のそれぞれに固有の主観的感受性です.

数学史の叙述と数学を創った人びとの人生が本質的に乖離していて,だれがどのように創造したのかという,数学が生れる現場に立ち入って論じられることはめったにありません.
ですが,オイラーその人を離れてオイラーの数学はなく,ガウスの人生とは無関係にガウスの数学が生れるはずもありません.岡潔先生の多変数関数論は,あの長い年月にわたる秋霜烈日の人生と決して無縁ではありえません.このあたりの消息から目を離さずに,「人」が数学を創る,ということを基本線とする数学史を叙述することはできないものでしょうか.

定義というのはかえって実在感のまとうさまざまな衣裳なのでないかと,このごろ考えるようになりました.……ひとたびこの考えに立つならば,数学を理解するということの真実の意味合いもまた諒解されます.……「定義から」出発するのではなく,「定義まで」の情景に共鳴するところに,数学という学問の秘密が宿っています.(本文より)


■書評:「週刊読書人」2017/4/28号(評者:佐々木力氏)


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節英のすすめ
脱英語依存こそ国際化・グローバル化対応のカギ!

木村護郞クリストフ 編

四六判並製 288頁 定価(2000円+税)
ISBN978-4-907961-09-1 C0080
2016年12月10日発行
2020年6月1日3刷発行

■電子書籍版
2017年5月15日発行

装幀:臼井新太郎


英語ができなきゃダメの脅迫観念から自由になり、節度をもって英語を使おうよ! と脱英語依存をすすめる。なぜ節英なのか、英語の光と影をさまざまな角度から検証。英語を飼いならす、りんご(隣語)をかじろう、意外と日本語でいける等々、節英の具体的な方法も満載。セツエイを国際語に!と提案する。節英から世界の別の姿が見えてくる。

「グローバル化時代」に対応するためにはひたすら英語力を高めていくしかない、あるいは、英語ができなければこれからの「グローバル化社会」でやっていけない、といった強迫観念から自由になろうよ! というのが本書の基本的な主張です。(「はじめに」より)


節英とは
自分の英語使用がどのような意味をもつかを自覚して、節度をもって使うこと

節度をもって英語を使うための指針
日本では「まずは日本語、できるかぎり相手言語、最終手段として英語」、海外では「できるかぎり現地語、あきらめずに日本語、最終手段として英語」

節英を行う際の心構え
【節英五か条】
第一条 何をしたいかを明確に
第二条 共通語(国際語)よりも現地語優先で
第三条 恥ずかしがらずに
第四条 他者の力を借りつつ
第五条 多様性を尊重する


■書評:「週刊新潮」2017/2/16号、関西エスペラント連盟機関誌「La Movado」796号、日本エスペラント協会機関誌「エスペラント」4月号「わたしの出した1冊の本」欄、「ことばと社会」19号(評者:塚原信行)、「社会言語学」XVII(評者:唐須教光/かどやひでのり)

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荻窪家族プロジェクト物語
住む人・使う人・地域の人みんなでつくり多世代で暮らす新たな住まい方の提案

荻窪家族プロジェクト 編

四六判並製 224頁 定価(1800円+税)
ISBN978-4-907961-08-4 C0052
2016年5月10日発行
2019年7月10日2刷発行

装幀:臼井新太郎  装画:西川日満里

「暮らしの保健室」室長 秋山正子さん推薦!
未来志向の共暮らし“荻窪家族プロジェクト”そのプロセスが面白すぎる!

気鋭の建築家 藤村龍至さん推薦!
この建築で、超高齢社会は乗り切れます。

荻窪家族プロジェクト
それは「風のように行き交えるような場を創りたい!」「ないなら自分で創るしかない!」瑠璃川正子さん(代表)の熱い思いから始まった。
小さな子ども、若者や留学生、年配者等、皆が地域のなかで大きな家族のようにふれあい、年月を重ねてますます魅力的に生きる「成熟していく暮らし方」を提案する。建物の一部を地域に開き、活かしていけるような場をめざしている。



■書評:「シルバー新報」2016/5/27号「本の紹介欄」、「ふぇみん」2016/7/25号「books」、「建築ジャーナル」2016年8月号「情報ポスト」

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とぼとぼ亭日記抄

高瀬正仁 

B6変形判上製 176頁 定価(1600円+税)
ISBN978-4-907961-07-7 C0095
2016年2月10日発行

装幀:臼井新太郎  装画:平岡 瞳

若き数学徒と伝説のラーメン屋との
奇妙で不思議な友情を描く、
著者初の自伝小説
それは昭和のある夜、四谷の路地裏に鳴りわたるチャルメラの音とともに始まった

これはぼくの〈私的〉最終講義です。(著者談)


■書評:「週刊読書人」2016/3/4号「新刊案内」


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尾崎翠の感覚世界
《附》尾崎翠作品「第七官界彷徨」他二篇

加藤幸子 

四六判上製 256頁 定価(2300円+税)
ISBN978-4-907961-06-0 C0095
2015年8月10日発行

装幀:西田優子  装画:福重明子

名著復刊! 芥川賞作家による尾崎翠讃歌

本作品論で言及した「第七官界彷徨」「歩行」「地下室アントンの一夜」も収録。尾崎翠論を読み、尾崎翠作品を愉しむ……至幸のとき。

涼しい風のごときものが、体を走りぬけていった。すぐにその本と私のあいだに、とてつもなく強い磁石の力が働いているのを感じた。

私が本稿で明らかにしたことは、尾崎翠の作品は、超現実の空気を漂わせながら、実はしっかりした根拠に基づいてつくられている、ということである。……根拠が明らかになっても、なおかつ私は尾崎翠の作品が好きで好きでたまらない。 (「尾崎翠の感覚世界」より)

■書評:「読売新聞」書評欄(本よみうり堂)2015/10/4(評者:作家の本谷有希子氏)、「ふぇみん」10/25号書評欄、「図書新聞」2016/1/23号(評者:評伝作家の澤村修治氏)

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沈黙を越えて
知的障害と呼ばれる人々が内に秘めた言葉を紡ぎはじめた

柴田保之 

四六判並製 232頁 定価(2000円+税)
ISBN978-4-907961-05-3 C0037
2015年5月1日発行
2020年4月20日4刷発行

■電子書籍版
2017年9月1日発行

装幀:臼井新太郎  装画:上坂じゅりこ

重度重複障害の人も、自閉症の人も、遷延性意識障害の人も、認知症の人も、人はみな豊かな言葉の世界を持っていることを、長年の実践研究から明らかにした感動の書。

知的障害の概念が根底から覆る!

 ……ところが今、私は、私たちの常識に反して、見かけの障害にかかわらず、人はみな豊かな言葉の世界を持っており、沈黙の中で研ぎ澄まされた言葉は独自の輝きを持っているという考えに立つにいたりました。それは、もちろん単なる思索の結果などではなく、ただ、出会ってきた事実に従うことによって見えてきたものにほかなりません。それも、ある日突然ということではなく、長い実践研究の積み重ねの中で、少しずつ明らかになってきたものです。結論だけをそのまま述べれば、それは、あまりにも奇想天外な考えに見えてしまうでしょう。だから、本書では、できる限り私が出会ってきた事実を、時間の流れに沿って紹介することによって、一人でも多くの人に、この大切な真実を理解していただけたらと思います。(「はじめに―目の前の子どもから学ぶ」より)

■書評:「福祉新聞」2015/6/1号「ブックエンド」蘭、「週刊読書人」8/7号(評者:毎日新聞記者の蒔田備憲氏)、「週刊金曜日」10/16号書評欄、「本の花束」2016/3月2回号

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あたたかい病院

宮子あずさ 

四六判並製 208頁 定価(1800円+税)
ISBN978-4-907961-04-6 C0093
2015年2月22日発行

装幀:西田優子

サイコロ振るしか決まらないようなことがたくさんあるでしょう、この仕事。……(本文より)

私にとって看護とは「選択すること」そのものです。そのことが、自然に伝わるように書かれていればいいな、と思います。……(あとがきより)


首都圏にある三百床規模の総合病院を舞台に、そこで働くさまざまな経歴の看護師たちが、日々起こる小さな事件を、どう「選択し」乗り越えていくか、愛情をもって、ときにコミカルに描く。看護という仕事の奥の深さ、魅力が存分に伝わってくる。小説第3弾!


■書評:『看護教育』2015年4月号「新刊紹介」欄、『プチナース』5月号「今月のBOOKS」、「ふぇみん」2015/04/15号書評欄、『看護』2015年5月号「今月のおすすめBOOKS+」、『ヘルスケア・レストラン』2015年5月号「プレゼント&インフォメーション」コーナー

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もりはマンダラ
もりと人との愛の関係

徳村 彰 

四六判並製 216頁 定価(1900円+税)
ISBN978-4-907961-03-9 C0036
2014年12月15日発行

装幀:臼井新太郎

「『もりはマンダラ』は足かけ24年間、便利なもの一つないもりに生きて、ようやく辿りついた境地(思想)です。(中略)この 24年間は、もりに惚れて惚れぬいた日々でした。『もりと人との愛の関係』が生まれると、信じられないほど人間は変わります」(著者より)


●「もり」の字について
「わたしは、木がたくさんあるところを意味する『森』の字を使わない。木と水と土との間、あらゆる生命(イノチ)が結ばれ、輝き、育くまれるところという意味で『もり』という字を使う」(本書12頁)と著者によることわりがあるように、「もり」の字は著者による作字です。Web上では使えませんので、「もり」とひらがな表記にしています。本書で使われている字は書影でご確認ください。

■書評:図書新聞6/20号(評者:評論家の山辺裕之氏)

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精神医療の現実
処方薬依存からの再生の物語

嶋田和子 

四六判並製 224頁 定価(1900円+税)
ISBN978-4-907961-02-2 C0036
2014年11月15日発行
2018年10月10日2刷発行

■電子書籍版
2017年8月1日発行

装幀:西田優子


ブログ「精神医療の真実 聞かせてください、あなたの体験」を通し、わらをもつかむ思いで連絡をしてきた当事者や家族。彼らとのメールのやりとりから、処方薬依存の理不尽で苛酷な現実が浮き彫りに。薬を減らすことに決めたものの、離脱症状に七転八倒する人。あまりの苦しさに再服薬を決意する人。長年続いた多剤大量処方のため減薬すらできない人。離脱症状を乗り越えて断薬に至る人……。これら9のケースに学び、処方薬依存からの再生の道を探る。


●処方薬依存とは……
精神科などで処方される向精神薬の服用で薬物依存になること。多くは医師の指示通りに薬を服用した結果であり、医原病といえる。


■書評:「福祉新聞」2015年新春特別号「ブックエンド」欄、「ふぇみん」2015/1/25号書評欄、「社会新報」2015/3/4号「本の紹介」蘭、「図書新聞」4/4号

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紀見峠を越えて 岡潔の時代の数学の回想

高瀬正仁 

四六判上製 272頁 定価(2300円+税)
ISBN978-4-907961-01-8 C0040
2014年7月18日発行
日本図書館協会選定図書

装幀:臼井新太郎

9月12日に開催された刊行記念トークイベントがニコニコ動画のジュンク堂チャンネルにて配信中です。LinkIcon


岡潔に寄せる渾身のオマージュ!

■書評:『週間読書人』(8/29号、評者:佐々木力氏)、『週刊新潮』9月11日号「Bookwormの読書万巻」欄

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AIDで生まれるということ
精子提供で生まれた子どもたちの声

非配偶者間人工授精で生まれた人の自助グループ(DOG)
/長沖暁子(慶應義塾大学経済学部准教授)編著

四六判並製 208頁 定価(1800円+税)
ISBN978-4-907961-00-8 C0047
2014年5月1日発行
2019年6月1日4刷発行

■電子書籍版
2017年10月20日発行

装幀:臼井新太郎

生まれた人たちの声を聞いてほしい!

■紹介されたメディア:東京、日経、新潟日報、中日、社会新報、読売、毎日、信濃毎日、ふぇみんの各紙、ジュンク堂PR誌「書標」、TBSテレビ「報道特集」、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、「婦人公論」7/22号書評欄、朝日新聞書評欄(7/13)、月刊『KOKUTAI(医師国試対策)』8月号書評欄、切り抜き情報誌『女性情報』8月号、TBSラジオ「荻上チキのSession22」、『月刊 We learn(ウィラーン)』9月号書評欄、『法学セミナー』10月号新刊ガイド、生活クラブ通販カタログ「本の花束」2015年1月号、福祉新聞2015年3月9日号「ブックエンド」欄、『女性学』2014 Vol.22「書評」、生活クラブ通販カタログ「本の花束」2015年6月3回号、『婦人之友』2015年8月号「Book Review」

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NEWS
●2019年3月より、本を直接弊社にご注文いただいた場合の送料を、1冊・2冊の場合は200円とさせていただきます。3冊以上の場合はこれまでどおり無料です。
●『沈黙を越えて』刊行から五年……そのの姉妹編ともいえる、知的障害と呼ばれる人々の声を集めた『社会に届け、沈黙の声』(柴田保之著)が12月上旬刊行になります。
●2019年・2020年増刷した書籍:『AIDで生まれるということ』2019年6月1日第4刷、『発達障害バブルの真相』2019年6月10日第2刷、『荻窪家族プロジェクト物語』2019年7月10日第2刷、『沈黙を越えて』2020年4月20日第4刷、『節英のすすめ』2020年6月1日第3刷
●11/19『ドストエフスキーの戦争論:「作家の日記」を読む』(三浦小太郎著)の販売を開始しました。続いて『もう一回やり直したい:精神科医に心身を支配され自死した女性の叫び』(米田倫康著)も近日販売開始します。乞うご期待ください。
●『青年はなぜ死んだのか』電子版を刊行しました(2019/4/1)。続いて『発達障害バブルの真相』電子版も刊行しました(2019/5/1)。
●『青年はなぜ死んだのか』が「婦人公論」2019/5/14号の書評欄で紹介されました。評者は詩人・エッセイストの白石公子氏です。
●『節英のすすめ』の著者、木村護郎クリストフさんのインタビュー記事が3/28付け朝日新聞夕刊の連載「英語をたどって」VIII-5に「これからは『節英』でいこう」という見出しで掲載されました。今ならhttps://t.co/m20xXwPJ9Xで読むことができます。お勧めです。
●『青年はなぜ死んだのか』が「サンデー毎日」2019/4/7号の書評欄で紹介されました。評者はライター・ブックカウンセラーの三浦天紗子氏です。
●小出版社のブックフェア「ポトラ」第二回が今年も世田谷区の桜神宮会館で開催されます。3月2日(土)/3日(日)の2日間です。
●『青年はなぜ死んだのか:カルテから読み解く精神病院患者暴行死事件の真実』の刊行を記念して嶋田和子さんのトークイベントが開催されます。2月28日(木)7時から、場所は書泉グランデ(@神保町)、参加費無料です。
●『青年はなぜ死んだのか』が「週刊金曜日」2019/2/22号の「本箱」欄で紹介されました。
●2019/2/17付け毎日新聞読書面に広告を出しました。
●『発達障害バブルの真相』が「週刊読書人」2019/2/8号で紹介されました。評者は精神科医・精神医学史家の小俣和一郎氏です。
●「週刊読書人」2019/2/1号一面に広告を出しました。
●『青年はなぜ死んだのか:カルテから読み解く精神病院患者暴行死事件の真実』(嶋田和子著)の販売を開始しました。「精神医療の現実」第二弾です。
●近刊は『青年はなぜ死んだのか:カルテから読み解く精神病院患者暴行死事件の真実』(嶋田和子著)、2019年1月刊行予定です。

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